CUSTOM CASE

80パイマフラーの上げ加工 – 車高を下げても安心、美しさと機能性の両立

今回は、マフラーの上げ加工についてお話しします。この作業、実は僕の得意分野なんです。ステンレス製の配管作業は見た目も美しく仕上がるので、とてもやりがいがあります。

さて、なぜマフラーを上げる必要があるのでしょうか。
車高を下げていくと、真っ先に地面と親密になってしまうのがマフラーなんです。特に今回扱う砲弾マフラーは直径80mmもあり、車高の低さが目立ちやすい。本来なら60mmのデュアルにして20mm稼ぎたかったのですが、時間の都合上、今回は迂回させて上げることにしました。

製作のポイント:

  • マフラーの出口位置を変えない
  • 15mm程度の上げを実現
  • 将来的な60mmデュアル化を視野に入れる

作業の工程:

  1. 曲がっている箇所の近くで切断
  2. パイプを捩じって上方向へ調整
  3. 新しいルートに合わせてパイプを輪切りにして接続
  4. マフラー取付ステーの長さ調整
  5. 全体の仮付け
  6. 取り外して本溶接
  7. 出口の角度、位置の最終調整
  8. 取り付けと点検
取り外したマフラー。傷だらけですね。
上げたいところの手前の曲線部分で切断します。 そこから捩じれば上にあげたり、下に下げたりできます。
輪切りのパイプを繋げながら上に上げ、ルートを変更していきます。
全て仮付けが終わったら一旦取り外してフルで溶接。

既存のマフラーがアルスター材(鉄にアルミメッキ)だったため、溶接が少し難しかったですね。
ただ、今回のカスタムは自分用なので裏波溶接は省略しました。

仮付けの段階でしっかり位置決めをすることが重要です。これにより、バンパーとの接触や出口の向きのズレを防げます。また、本溶接前には手の油分をしっかり除去。これで美しい虹色の焼き色が出るんですよ。

マフラー取付のステーも長さが変わるので短く切断。
出口の角度、出面、高さ、もろもろしっかり調整してから本溶接。

今回は15mm程度の上げに留まりましたが、次は触媒以降を全面的に変更する予定です。

皆さんも溶接や車の整備でお困りのことがあれば、ぜひご相談ください。
あなたの「自己満足を極める」お手伝いをさせていただきます。お気軽にお問い合わせくださいね。

カスタマイズメモ

制作期間
2〜3日
作業内容
・マフラーの上げ加工
オーナー様リンク
店主シローのinstagram
参考価格
約1万円〜
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