
今回は、マフラーの上げ加工についてお話しします。この作業、実は僕の得意分野なんです。ステンレス製の配管作業は見た目も美しく仕上がるので、とてもやりがいがあります。
さて、なぜマフラーを上げる必要があるのでしょうか。
車高を下げていくと、真っ先に地面と親密になってしまうのがマフラーなんです。特に今回扱う砲弾マフラーは直径80mmもあり、車高の低さが目立ちやすい。本来なら60mmのデュアルにして20mm稼ぎたかったのですが、時間の都合上、今回は迂回させて上げることにしました。
製作のポイント:
- マフラーの出口位置を変えない
- 15mm程度の上げを実現
- 将来的な60mmデュアル化を視野に入れる
作業の工程:
- 曲がっている箇所の近くで切断
- パイプを捩じって上方向へ調整
- 新しいルートに合わせてパイプを輪切りにして接続
- マフラー取付ステーの長さ調整
- 全体の仮付け
- 取り外して本溶接
- 出口の角度、位置の最終調整
- 取り付けと点検




既存のマフラーがアルスター材(鉄にアルミメッキ)だったため、溶接が少し難しかったですね。
ただ、今回のカスタムは自分用なので裏波溶接は省略しました。
仮付けの段階でしっかり位置決めをすることが重要です。これにより、バンパーとの接触や出口の向きのズレを防げます。また、本溶接前には手の油分をしっかり除去。これで美しい虹色の焼き色が出るんですよ。


今回は15mm程度の上げに留まりましたが、次は触媒以降を全面的に変更する予定です。
皆さんも溶接や車の整備でお困りのことがあれば、ぜひご相談ください。
あなたの「自己満足を極める」お手伝いをさせていただきます。お気軽にお問い合わせくださいね。