CUSTOM CASE

エンジントルクダンパーブラケットの製作

今回は、エンジンの無駄な動きを抑制するエンジントルクダンパーを取り付けるためのブラケット製作についてお話しします。
このカスタマイズは、エンジンの横揺れを防ぎ、ミッションのシフト操作性を向上させる重要な役割を果たします。

使用した材料は、SUS304の6mm厚の鋼板です。この厚みのある材料を選んだのは、エンジンを適切に支えられる強度を確保するためです。

製作のポイント

  • エンジンに対して垂直になるように配置
  • ボンネットに干渉しない高さ調整
  • 溶接の美しさにこだわり
取付するための位置をだいたい決めます。
だいたい目検でここらへん!でいいと思います。
「逃げ」を作ることで高さを自由に決められるようにします。
ボンネットやエンジンのパーツに当たらない位置に設置します。
本溶接後のブラケット。かなり頑丈に固定されました。

作業の工程

  1. ホルソー、グラインダー、ドリルを使用して鋼板を加工
  2. 取り付け位置の決定(エンジンに平行になるよう注意)
  3. 逃げを作成し、高さ調整を可能に
  4. 部材の切り出しと仮合わせ
  5. エンジンルーム内での仮付け
  6. 最終位置決定後、取り外して本溶接

この手作業による製作は時間がかかりますが、結果として高品質なカスタムパーツが完成しました。エンジンのパーツやボンネットとの干渉を避けつつ、最適な位置に取り付けることで、車両のパフォーマンスと操作性が向上します。

当社では、このような自動車の改造、ワンオフパーツの製作を日々行っています。
お客様のニーズに合わせたカスタマイズについて、お気軽にお問い合わせください。

カスタマイズメモ

制作期間
約4日
作業内容
・ブラケットの製作・設置
オーナー様リンク
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